当店のパンの仕込みは、定温（１７℃前後）で生地を一晩寝かせるオーバーナイトストレート法を採用することにより、

酵素の旨味を充分に引き出すと共に、パン生地作りに時間をかけることによって、乳化剤を一切使わずに、

焼成されたパンの老化（パン生地の中の水分が抜けてパンが固くなること）を遅らせる作用があります。

また、特に角形食パンの焼成について申しますと、以前では、

例えば８本の食パンを焼くのにオーブンの上火が２２５℃で４０分近く焼いておりましたが、

最近では、さらに高温の２２７℃～２３０℃にして４分～５分短く焼き上げることにより、

焼成中にパンから抜けていく水分を少しでも抑えられるものと考え、

焼きあがった食パンがよりやわらかくなるよう努めております。